ご回答いただきましてありがとうございました


前回の記事で2つほど麻雀ルールの質問をさせていただきましたところ、ブログ、mixi、はこぱらでたくさんのご回答をいただきました。
ありがとうございました。

まず、「1.副露はツモ番を経過したことになるか」ですが、「ツモ番」という言葉に問題があるようです。
はこパラでの福井仁プロ(日本プロ麻雀協会Aリーグ)からの回答が一番わかりやすかったです。

1.認められる
「ツモ番を経過したか」というのは、言い換えれば「手変わりの機会があったか」という意味です。このケースでは副露(=手変わり)してますので問題なし。
個人的には「ツモったか」ではなく「捨てたか」にしたほうが明快だと思っています。


ただ「ツモ番」と書いてしまうと、1牌「ツモ」らなければいけないという錯覚に陥ってしまいますね。
「切り番」と表記するか、もしくは「ツモ番を経過(副露も含む)」とすれば良いかと思います。


なぜフリテンではないのかという説明をする時に、mixiでのTさんの例がわかりやすかったです。

1に関しては、アガリが認められないとおかしなことになってくると思います。
例えば、六萬六萬六萬三筒三筒四筒四筒三索四索五索八索八索西
こんな手から二筒をチーしたとすると、待ちはチーした(前巡に出た)牌になるんで、次の自分のツモ番が回ってくるまでは二筒が出てもアガれないことになっちゃいます。

多分、元々同巡フリテンっていうのは、手変わりの可能性があるまでアガれないってルールなんだと思うんで、副露がツモ番を経過した扱いになるというより、手変わりの可能性(=打牌)を経過したから出アガり可能ってことになるんじゃないかと思います。


この例では手牌がイーシャンテンですが、西八索にしてテンパイしていたとしても同じことですね。

補足すると、対面から二筒が出て、これを見逃して上家から二筒をチーして下家から出た五筒をロンしたとします。
これを出和了りできないって言う人は多分いないですよね?
(見逃してから和了りまで「ツモ」っていない)
ということは1のケースも認められますね。(チーとポンの違いはありますが…)

ちなみにHさんによると、北海道の雀荘では
同巡フリテンのロン和了について、チーはダメだがポンは可というルールに出会ったことがあります。
一索二索三索四索五索六索七索八索三索六索九索待ちのときに、下家が出した三索を見逃した。これを対面がチーして出てきた九索はロンできないが、ポンして出た九索はロンできる、と。

というルールもあるようです。
世界は広いですな…


次に「2.加槓した牌はフリテンの対象になるか」ですが、これも福井プロによると、
2.認められる(フリテンにはならない)
浅見先生と同意見です。フリテン扱いするのは私の知る限り101競技連盟だけですね


ということだそうです。

また、はこパラでJさんから
2ですが、チャンカン見逃しした後同巡で当たれるんでしょうか?
リーチ後のチャンカン見逃しはフリテンにならない?


という質問をいただきましたが、
これは浅見先生によると、
所謂「同巡内振り聴」で和了することはできません。なぜなら、「同巡内振り聴に関しては搶槓があるという理由で、加槓牌を捨て牌と同様に扱うというルール」が一般的だからです。

とあります。
リーチ後に関してもフリテンという解釈で良いかと思います。


みなさんありがとうございました。
大変勉強になりました。

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さて、今回なんでこんな質問をしたかというと、質問者(13号)の働いている雀荘でお客様から質問があってトラブルになったんですね。
その時、13号ははっきり理由が答えられなかったんですよ。
そして私も電話を受けた時に(1番に関して)はっきり理由が言えなかったんですよね。

「うちの店ではそう決まっていますから」じゃなくて、お客様に理解できるようなわかりやすい説明ができることが重要だなと思っています。
理由のわからないルールも結構ありますけどね…w

そしてこの件はもう一つ問題があるんですが、メンバー間で統一した見解をもっていなかったんですね。
「あっちの店ではこう言われたけどどうなの?」
ってことです。

確かにレアケースなのですが、こういった事件が起こったら、すぐに確認した方が良いですね。
まとめておけば、次に起こった時にすぐに対応できるわけです。

というわけで、年初に「ルールを統一したい」という日記を書いたんですが、統一できないまでも、困った時に参照にできるように、ある程度指標となるコンテンツを作りたいなと思います。
また質問させていただくかもしれませんが、ぜひともご協力よろしくお願いいたします。

麻雀のルールで質問があります。


麻雀のルールで質問があります。
メンバーの友人”麻雀マシン13号”から依頼を受けまして、2つの麻雀ルールの確認なんですが、皆様の考えをお聞かせいただけたらと思います。

1.副露はツモ番を経過したことになるか

四萬五萬六萬七萬八萬九萬九萬三筒三筒三筒 白横白白
例えばこういった牌姿で、残り100点の下家から三萬が出たが、見逃して、
対面から出た九萬をポンして、打三筒
そして、上家から出た三萬をロンしました。
この和了りは認められるでしょうか?

これはどういうことかというと、
麻雀のルールで、「和了り牌を見逃した場合、”自分のツモ番を経過する”までフリテンになる」というルールがありますが、(これはさすがに一般的ですよね?)この場合、見逃してから和了るまでの間に「ツモ」っていないですね。

しかし「副露をして打牌」しているわけで、この動作が”自分のツモ番を経過する”という行為にあたるのかどうか?
ということです。


2.加槓した牌はフリテンの対象になるか

三萬四萬二筒三筒四筒二索三索四索六索六索 五萬横五萬五萬
ここで五萬をツモりましたが、逆転するには点数が足りないので、加槓しました。その直後、二萬を出和了りしました。

この和了りは認められるでしょうか?

これはどういうことかというと、
加槓しているということは、チャンカンがあるんだから捨牌じゃないのか?
つまり、加槓した牌が待ちになっている場合はフリテンじゃないのか?
ということですね。

以上2点です。
よろしくお願いします。
「この雀荘ではこうなっている」とか「天鳳ではこうだった」なんて目撃情報もお待ちしております。

参考までに、私の見解も書いておきます。

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    雀荘検索「麻雀王国」やニュースサイト「麻雀ウォッチ」で麻雀界の情報を発信しています。こちらはtarooの個人ブログで、麻雀業界についてあれこれ書いています。
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