ご回答いただきましてありがとうございました
- 2009年06月28日
- ルール
前回の記事で2つほど麻雀ルールの質問をさせていただきましたところ、ブログ、mixi、はこぱらでたくさんのご回答をいただきました。
ありがとうございました。
まず、「1.副露はツモ番を経過したことになるか」ですが、「ツモ番」という言葉に問題があるようです。
はこパラでの福井仁プロ(日本プロ麻雀協会Aリーグ)からの回答が一番わかりやすかったです。
1.認められる
「ツモ番を経過したか」というのは、言い換えれば「手変わりの機会があったか」という意味です。このケースでは副露(=手変わり)してますので問題なし。
個人的には「ツモったか」ではなく「捨てたか」にしたほうが明快だと思っています。
ただ「ツモ番」と書いてしまうと、1牌「ツモ」らなければいけないという錯覚に陥ってしまいますね。
「切り番」と表記するか、もしくは「ツモ番を経過(副露も含む)」とすれば良いかと思います。
なぜフリテンではないのかという説明をする時に、mixiでのTさんの例がわかりやすかったです。
1に関しては、アガリが認められないとおかしなことになってくると思います。
例えば、
こんな手からをチーしたとすると、待ちはチーした(前巡に出た)牌になるんで、次の自分のツモ番が回ってくるまではが出てもアガれないことになっちゃいます。
多分、元々同巡フリテンっていうのは、手変わりの可能性があるまでアガれないってルールなんだと思うんで、副露がツモ番を経過した扱いになるというより、手変わりの可能性(=打牌)を経過したから出アガり可能ってことになるんじゃないかと思います。
この例では手牌がイーシャンテンですが、をにしてテンパイしていたとしても同じことですね。
補足すると、対面からが出て、これを見逃して上家からをチーして下家から出たをロンしたとします。
これを出和了りできないって言う人は多分いないですよね?
(見逃してから和了りまで「ツモ」っていない)
ということは1のケースも認められますね。(チーとポンの違いはありますが…)
ちなみにHさんによると、北海道の雀荘では
同巡フリテンのロン和了について、チーはダメだがポンは可というルールに出会ったことがあります。
の待ちのときに、下家が出したを見逃した。これを対面がチーして出てきたはロンできないが、ポンして出たはロンできる、と。
というルールもあるようです。
世界は広いですな…
次に「2.加槓した牌はフリテンの対象になるか」ですが、これも福井プロによると、
2.認められる(フリテンにはならない)
浅見先生と同意見です。フリテン扱いするのは私の知る限り101競技連盟だけですね
ということだそうです。
また、はこパラでJさんから
2ですが、チャンカン見逃しした後同巡で当たれるんでしょうか?
リーチ後のチャンカン見逃しはフリテンにならない?
という質問をいただきましたが、
これは浅見先生によると、
所謂「同巡内振り聴」で和了することはできません。なぜなら、「同巡内振り聴に関しては搶槓があるという理由で、加槓牌を捨て牌と同様に扱うというルール」が一般的だからです。
とあります。
リーチ後に関してもフリテンという解釈で良いかと思います。
みなさんありがとうございました。
大変勉強になりました。
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さて、今回なんでこんな質問をしたかというと、質問者(13号)の働いている雀荘でお客様から質問があってトラブルになったんですね。
その時、13号ははっきり理由が答えられなかったんですよ。
そして私も電話を受けた時に(1番に関して)はっきり理由が言えなかったんですよね。
「うちの店ではそう決まっていますから」じゃなくて、お客様に理解できるようなわかりやすい説明ができることが重要だなと思っています。
理由のわからないルールも結構ありますけどね…w
そしてこの件はもう一つ問題があるんですが、メンバー間で統一した見解をもっていなかったんですね。
「あっちの店ではこう言われたけどどうなの?」
ってことです。
確かにレアケースなのですが、こういった事件が起こったら、すぐに確認した方が良いですね。
まとめておけば、次に起こった時にすぐに対応できるわけです。
というわけで、年初に「ルールを統一したい」という日記を書いたんですが、統一できないまでも、困った時に参照にできるように、ある程度指標となるコンテンツを作りたいなと思います。
また質問させていただくかもしれませんが、ぜひともご協力よろしくお願いいたします。