〇点あがれば相手との点差が〇点縮まるか、わかりやすく表にしてみました。
私は結構その場で計算したりしていますが、この表を覚えておくことで目まぐるしく変わる局面において、瞬間的に判断することが出来るようになりますのでぜひ覚えてください。
■相手との点差表
子供でツモった場合に縮まる点数差
| 1ハン | 2ハン | 3ハン | 4ハン |
20符 | | 400-700
親2200
子1900 | 700-1300
親4000
子3400 | 1300-2600
親7800
子6500 |
30符 | 300-500
親1600
子1400 | 500-1000
親3000
子2500 | 1000-2000
親6000
子5000 | 2000-4000
親12000
子10000 |
40符 | 400-700
親2200
子1900 | 700-1300
親4000
子3400 | 1300-2600
親7800
子6500 | 2000-4000
親12000
子10000 |
50符 | 400-800
親2400
子2000 | 800-1600
親4800
子4000 | 1600-3200
親9600
子8000 | 2000-4000
親12000
子10000 |
注:30符4ハンは切り上げ満貫
満貫(2000-4000)は子と10000点、親と12000点縮まる
ハネ満(3000-6000)は子と15000点、親と18000点縮まる
倍満(4000-8000)は子と20000点、親と24000点縮まる
3倍満(6000-12000)は子と30000点、親と36000点縮まる
役満(8000-16000)は子と40000点、親と48000点縮まる
まあ倍満まで覚えておけば十分です。
その場でも簡単に計算できますよね。
◆実戦的には50符まで覚えていれば十分。
私なんかはその場で計算してますが、本当は覚えたほうが良いです。
◆直撃ではあがった点数の2倍の点数差が縮まる。
3900直撃なら7800点差が縮まる。
◆親の場合は子供1人からとる点数を4倍すればよい。
1000オールなら4000点縮まる。
オーラスの親でトップと15000点差なら、4000オールでまくれるわけです。
親満の手作りを目標とします。
◆積み棒は4倍してください。
一本場(300点)の場合、相手が子供なら1000-2000で5400点差が縮まります。
◆リーチ棒がある場合、一本につき1000点縮まる。ただし対象者からリーチ棒が出た場合、2000点縮まる。
オーラス、5800点差のトップ目の親からリーチ棒が出たなら、
3900出あがりか、2000点直撃、700-1300でまくれる。
◆20符30符40符の点数計算
あなたがあがった手はほとんどが、20符、30符、40符の手になります。
近代麻雀にも連載していたのひいいさんの研究によると、
20符、30符と40符のアガリだけで94%を占めています。
参考:ひいいの麻雀研究
120589局のデータで、103737回あがりが発生し満貫未満は81507回だそうです。
(データ元は東風荘の牌譜データ。従って、食い断なしで東風戦というルールである点を考慮にいれなければならない)
※以前まで「J-game」のデータだと勘違いしておりました。訂正いたします。
そのうちの94%が20符、30符、40符のあがりです。
もうあなたは満貫以上は完璧に言えますよね?
満貫以上の点数と、20符、30符、40符の計算さえ完璧に覚えれば、全あがりの95%の点数計算が出来ることになります。
ということは、他の部分はおまけです(笑)
点数計算のコツは、効率よく覚えること。
覚える順番、優先順位があるんですね。
◆50符60符70符の点数計算
点数計算できない人が一番間違えるのが50符、60符、70符の計算でしょう。
でもこれは全アガリのうちの5%に過ぎないわけです。
最初はある程度のパターンだけ覚えておけばいいと思います。
◆90符、110符なんか一生使わない?
私、90符、110符のアガリって一度も見たこと無いんですよ。
自分ではもちろん、メンバーとして働いていても聞かれたことありませんね。
そういや100符2ハンは一度ありますけどね。
あなたはどうですか?
あがったことあります?
あまりいないですよね?
あったとしても、大抵カンドラや裏ドラが乗って満貫になってしまいますからね。
ということは覚える必要はありませんね。
でも万が一90符のアガリになってしまった場合はどうするか。
90符=40符+50符です。
つまり40符と50符の点数を足した点数が90符の点数です。
子の90符1ハンなら、1300+1600=2900です。
2ハンなら、2600+3200=5800です。
ツモアガリの場合
(400-700)+(400-800)=(800-1500)
(700-1300)+(800-1600)=(1500-2900)
となりますね。
親の110符1ハンなら、50符+60符で2400+2900=5300点
2ハンなら、4800+5800=10600点
ツモアガリなら、800オール+1000オール=1800オール
1600オール+2000オール=3600オール
となりますね。
一応書きましたが、覚える必要はないと思いますよ。
◆メンバーならば、70符までは覚えよう
もしあなたがメンバーならば、70符までの点数計算は完璧に覚えてください。
これで十分対応できるでしょう。
字牌、老頭牌の暗カンでのリーチによる70符1ハン、2ハンはたまにあるので覚える必要があります。
万が一80符以上の点数になってしまったら、
80符は40符の倍です。
100符は50符の倍です。
90符=50符+40符
110符=50符+60符
ということだけ頭に入れておけばよいでしょう。
ひいいさんの研究では、70符でさえ0.16%
80符で0.01%の発生確率です。
それ以上はもちろんゼロ。
参考:ひいいの麻雀研究
あくまでネットゲームの中での話ですけどね。
私の感覚では、もうちょっと発生確率が多い気がしないでもないです。
◆余計なことは覚えるな、効率よく覚えろ
いきなり点数表を見せられてもなかなか覚えられません。
また、一生使わないようなものを覚えても意味がありません。
一番使うところから完璧に覚えていきます。
◆形で覚えろ
かならず形で覚えます。
代表的な形さえ覚えておけば、後は応用すればいいだけですから。
◆最重要!!アウトプットせよ!
じつは一番大事なのがこの「アウトプット」なのです。
あなたが覚えたことをすぐにあなたの友人に教えるのです。
点数計算を覚えて、内に知識として蓄え(インプット)、覚えたことを外に出す(アウトプット)。
それにより、あなたの理解がさらに深まるのです。
あなたが完璧に理解していないと、友人の思わぬ質問に答えられないことが出てくるでしょう。
もしわからなければまた勉強すればよいのです。
そうすればさらに理解が深まります。
アウトプットを必ず実行してください。
もしあなたの周りに麻雀をする友人がいなくても、フリーにいって積極的に点数申告したり、相手の点数を常に確認したりできますよね?
また、パソコンなどのゲームでも、計算をコンピュータ頼りにしないで、常に自分で点数を計算しながら打ったりしてください。
それだけで、あなたの理解はさらに深まり、点数計算マスターへの道は近いものとなりますから。
アウトプットは点数計算、麻雀に限らず、あなたが学ぼうとしていること全てに活用できます。
ぜひ意識してみてください。
(私もこのブログでアウトプットすることにより、さらに理解を深めています)
指を折って数える方法では、すぐに点数が言えませんね。
ではどうしたらよいのか。
それは、アガる前に点数を考えるのです。
高目なら何点、安目なら何点。
出上がりなら何点、ツモったら何点。
裏ドラが1枚なら何点、2枚なら何点。
一発なら何点、ハイテイなら何点etc
いろいろな状況を常に考えておいてください。
アガってから考えるのでは遅すぎます。
これらの状況を常に考えておくと、
例えば、オーラスでトップまでの条件がある場合
「Aからは高めならアガる。安めならスルーだが、一発か赤ならアガる。
B、Cからは高目安目ともスルー。
もし出たらツモにかける。ツモればトップだ。」
といったようなことを瞬時に考えることができます。
つまりオーラスなどの条件戦に強くなりますね。
これってあがる前に点数計算を数えていないと考えられないでしょ?
なぜ点数計算を覚えないのだろう?
点数計算を覚えてないのにフリーに来るなんて勇気があるなぁ。
なんて思う今日この頃。
強くなるためには点数計算は必ず覚えなければなりません。
今日はなぜ点数計算を覚える必要があるのか書いていきましょう。
◆自信をつけろ!
点数計算ができる人は、あがったときに堂々と点数申告しますよね。
それに対し、点数計算ができない人はおどおどして自信がなさそうに見えます。
点数計算を覚える一番の目的は「自信をつけること」
麻雀で勝つうえで必要なのは「自信」です。
あなたも点数計算をしっかり覚えて、堂々と点数申告してください。
自信のオーラをまとってください。
◆強く見せろ!
あなたは完璧に点数計算ができる人を見てどう思いますか?
初めて対戦する人が複雑な点数をパッと言ってきたら、「この人は強い」と思いませんか?
逆に簡単な点数計算ができない人を見たら、「この人は強くない」と思いませんか?
麻雀は相手に「強い」と思わせることはかなりのアドバンテージになります。
これは他のゲームやスポーツなど、どんなことにも言えますけどね。
相手は勝手に強者を恐れて自滅してくれたりします。
「強い」イメージは勝利への近道と言えます。
そして逆もまた然りです。
「弱い」イメージは敗北への近道です。
相手になめられたら戦いは厳しいものになります。
点数計算だけでなく、打牌フォームやリズム、姿勢などからも強さをアピールできますから、この辺も身につけていただきたいですね。
◆ゲームの円滑な進行として当然覚えるべきもの
「ロン」
パタッ。
シーン・・・。
アガって手牌を倒したまま、何も言わずに固まっているあなた。
極論を言えば、点数計算を覚えていないことはマナー違反です。
だって円滑な進行を妨げているわけですから。
あなたの周りでも長考する人は嫌われますよね?
それと同じですよ。
点数計算はゲームを円滑に進行させるための、当然覚えておかなくてはならない技術、知識なのです。
◆覚えないと損をする
周りに言われるがままに点数を貰っているあなた。
本当の点数をわざわざ教えてくれると思いますか?
だまされているかもしれませんよ?
また、オーラスに何点あがればトップになるか計算できないととても損をします。
リーチをかけていればトップだったのに・・・
リーチをかけなくても大丈夫だったのに・・・
鳴いても捲くれたのに。
早く覚えないと、いつまでもあなたは損をし続けますよ!
◆点数を言うより先に点棒を渡される屈辱
あがったらすぐに点数を言いましょう。
あなたが点数を言う前に、点棒が支払われたとします。
これは屈辱だと思ってください。
あなたが遅いということです。
だって、相手はあなたの牌姿をパッと見ただけで判断しているのですから。
あなたは最初から自分の手牌を見続けているのに、パッと見た相手よりも遅いのは問題あると思いませんか?
たまにツモやロンの声と同時に点棒を払う人がいますが、あれは逆にかっこ悪いです。(っていうかマナ悪です)
「お前の点数は見切ってる」
とでも言いたいのでしょうか?
たとえ点数が確定できても、必ず牌姿を確認してから点棒を払ってください。
◆自分の点数が言えるだけでは駄目
自分の点数だけ数えられても、点数計算が出来るとはいえません。
相手があがったときにすぐに点数が確認できるかどうか。
これができて初めて、「点数計算が出来る」と言えます。
はっきりいって他人の点数申告を信用してはいけません。
間違っていることの多いこと多いこと。
多く申告したり少なく申告したり。
たまにテンパイしていなかったり、フリテンだったりしますしね。
ええ、もちろんチョンボですよ。
でも平然と点棒のやり取りが行われていたりします。
いかに相手が他人のあがり形を見ていないか、点数を確認していないかがわかります。
相手のあがりの確認の意味も込めて、必ず点数の確認をしてください。
また、多いときは訂正して少ないときは訂正しない人は結構いますね。
こういう人を見ると、
「人間ちぃせえなぁ」
と思ってしまうんですよね。
例えあなたが損をしたとしても、必ず訂正するようにしてください。
たとえオーラスで順位が変わったとしてもね。
◆メンバーは必須
雀荘メンバーになるのに点数計算は必須です。
点数計算が出来ないせいで面接に落ちたりします。
それだけ、点数計算は重要であり、基本であるということです。
もし、あなたが雀荘メンバーになりたいのなら、必ずマスターしてくださいね。
◆あまりにも覚えようとしない人が多い
麻雀暦何十年というお方でも、点数をしっかりいえない方は多いです。
もう覚えるのが面倒くさいんでしょうね。
また、最近では複雑な点数を排除して全て30符で統一したり、100点単位を四捨五入したりするなど、簡単な覚え方を推奨する傾向にあります。
たしかに点数計算は初心者に敷居が高いので、もっとたくさんの人に麻雀を楽しんでもらいたいという配慮からの対応だと思いますが。
でもね、点数計算は複雑だからこそ面白いんですよ!
はっきりいってこれぐらいのことも覚えられないようじゃ、この先雀力アップに必要なものは何も習得できないでしょう。
困難から逃げていては駄目です。
点数計算をマスターしたときの充実感をあなたにも体験して欲しいのです。
◆ゲームが全部計算してくれるからいらない?
おもにゲームで麻雀をする方は、点数計算はコンピューターが自動でやってくれますから、覚えようとしない方が多いかもしれません。
でも、おそらくオンラインゲームでの強者は点数計算を完璧にマスターしていますよ。
コンピュータは相手との点差を計算して、何点あがればいいか教えてくれますか?
あなたのその手は高目と安目で何点違うか教えてくれますか?
ツモとロンで何点違うか教えてくれますか?
もしR(レート)をあげたいのであれば、点数計算は必須ですよ。
◆麻雀力アップに効果が高い、基本的な技術
点数計算を覚えるだけで、あなたの雀力はアップしたと言えます。
点数計算は、他の全ての雀力アップに必要な技術の下地となるものです。
点数計算も技術のうちなのです。
ですから点数計算ができる、できないも雀力の差なのです。
◆相手との点差
普通はオーラスに近づくにつれて、相手との点差を気にします。
オーラスに何点あがればトップになれるのか?
南3局、何点あがればオーラスに望みがつなげるのか。
点数計算が出来なければ、このようなことは考えることが出来ないのです。
ただ目の前の手牌をあがるだけ。
そこには何の意思もありません。
点数計算がわかる人は意味の無いアガリをしません。
意味の無いリーチ、仕掛けをしません。
それは全て、点数計算という基本的な技術をマスターしているからこそ、できることなのです。
なぜあなたはトップをまくられたんだと思いますか?
点数計算が出来る人が、きっちり点差を計算して手作りしたからなんですよ!
◆点数計算は麻雀の中で唯一明確な答えがある
麻雀は複雑なゲームではっきりとした答えが無いものが多いです。
基本ルールでさえ統一されていないのですから。
しかし点数計算はほぼ統一されています。
例外は限られています。
麻雀の中でも唯一はっきり答えがあるものですから、しっかり覚えてください。