なぜ雀鬼流と土田浩翔は勝てたのか?
- 2006年11月17日
- 戦術
本屋の麻雀コーナーに行くと「桜井章一」「雀鬼流」と冠がついた本が
たくさん並んでいます。
このメルマガを読んでいて、桜井章一と雀鬼流のことを知らない方は
あまりいないと思いますが一応説明しますね。
桜井章一は20年間不敗を称し、「雀鬼」と異名をとる雀士です。
詳しくはWikipediaで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E4%BA%95%E7%AB%A0%E4%B8%80
随分古い話ですが、竹書房主催の麻雀最強戦で、桜井章一の弟子たちが
強豪プロを次々となぎ倒し、2年連続で優勝をしました。
最近では、雀鬼流も経験したことのある土田浩翔が、
主要タイトルである十段、鳳凰の二冠となり、現役最強と言われています。
なぜ彼らは勝つことが出来たのでしょうか?
それが今回のテーマです。
「桜井章一」「雀鬼流」という言葉を聞いただけで、
購読解除ボタンを押してしまいそうなあなた(笑)
ちょっと待ってください。
私は別に雀鬼流ではありませんし、熱烈な信者でもありません。
ですが、私の麻雀は雀鬼流に少し影響を受けています。
そりゃあ強い人を研究するのは当たり前のことですから!
そして自分に合った使える部分だけ、取り入れていくのです。
これは前号で書きましたよね?
ですから、解除ボタンを押すのはもうちょっと待ってください(笑)
せめて最後まで読んでから。
これからものすごく大事なことをお話ししますから。
それが全然使えねぇを思ったら、そこで初めて解除してくださいね。
話を戻しますね。
彼らが勝てた理由。
それは、
「システム」です。
彼らは独自のシステムを持ち、それにのっとって麻雀をしているのです。
そしてそのシステムを忠実に守ることにより、素晴らしい結果を残しているのです。
弱者は少しでも自分に不利なことが働くと、不安になり、
いつもと同じような打ち方ができなくなります。
しかし彼らは違います。
「圧倒的なメンタルの強さ」と「日々の努力から得る自信」を持っています。
それにより、いつもと同じような打牌できるのです
それは「システム」があるからこそできるのです。
そしてシステムに絶大な信頼を置いているからです。
システムとは、雀鬼流でいえば彼らの制約がそれに当たります。
字牌は第一打に切ってはいけない
ドラはテンパイまで切ってはいけない
などたくさんありますね。
雀鬼流ではこれらの制約を守らないとペナルティになります。
ですから、常に制約を守った打牌をしています。
土田浩翔で言えば、最近彼が出版した
「土田システム~麻雀が強くなるトイツ理論」
にあるように、本の題名に「システム」が使われているではありませんか。
土田浩翔の打ち方は他人の目には奇異に映るようですが、
土田本人に言わせると、
「システム化されたチートイツ理論が背景にある打牌なので、
私としてはきわめてデジタル的な打ち方だと理解している。」
とあるように、彼にとってはシステムにのっとった当たり前の打牌なのです。
ちなみに「土田システム~麻雀が強くなるトイツ理論」を読んでみましたが、
私ごときには内容は全く理解できませんでした(笑)
一般の方にはとてもおすすめできるレベルではないので、立ち読みをおすすめします(笑)
あの本で一番素晴らしいところは、「システム」について触れているところです。
それ以外はまさに宇宙(笑)
彼らに限らず、本当の強者は独自のシステムを持っています。
はっきりと紙に記してあることはないと思いますが、無意識に持っています。
そういうあなたも、システムに近いものは持っているんじゃありませんか?
もし字牌の切り順が決まっているなら、それはシステムです。
もしリーチのかけるタイミングが決まっているなら、それはシステムです。
何かの本で読んだ戦術を用いているとしたら、それはシステムです。
流れ、ツキを意識した戦術を用いているとしたら、それはシステムです。
(例:牌流定石、亜空間殺法etc ふ、古いw)
弱者はシステムを持っていたとしても、自分の都合ですぐにそれを破ります。
そしてさらに負けるのです。
本当の強者は、システムを遵守して負けたとしても後悔はしません。
試行錯誤を繰り返して構築したシステムに絶大な信頼をおいています。
でも、もしシステムに欠陥があると思ったら、すぐに修正します。
さらに信頼のおけるシステムに育て上げるのです。
本当の強者が勝つ理由。
それは、
別に、流れがどうこうだから勝った、オカルトだから勝った、デジタルだから勝った、
と言うわけではなく、ただ己のシステムに従い、それを忠実に守ったからなのです。
ですから、強くなる方法とは
「システムを作ること。」
システムなんか持って無いっていうあなた。
これから作っていけばいいんです。
このメルマガでは最終的にはあなたのシステム作りをサポートしていきたいと思っています。
あなた独自の最強のシステムを作ろうじゃありませんか!
そういえば、片山まさゆき先生の「オカルトシステム」を忘れていました(笑)
あれも立派なシステムです。
片山まさゆき「牌族オカルティ」
システムの内容はともかく、きちんと明文化されているという点では参考になりますね(笑)
なぜ群鴎刈人は強いのか?
それは自分に合ったシステムを構築し、それを信頼し、忠実に守ったからです。
システムはフォーム、スタイルに基づいたルール、決め事のこと。
例えば、「打撃系」、「守備型」などはスタイル、フォームにあたります。
それに対し「自分が面前で無いとき、カンはしない」
「チートイツで後手をふんだら、無理をしない」
とかはシステムですね。
詳しくは今後のメルマガで書きますね。