これで打ったら何点かを考える その2
- 2009年05月10日
- 戦術
画像は福地先生のブログ(2009年4月30日)からお借りしました。
ここで何を切るべきか?と先生が書いたところ、いろいろな方がコメントしてました。
「何を切っても危ないので、まっすぐ」とか「上家の現物で親の筋の」という意見が多かったですね。
福地先生はを切って親に放銃となってしまいました。(牌譜)
で、ひとまず何を切ったらいいのかは置いておいて、
前回話した「○○を切ってもし放銃したら何点くらいあるか」という視点から考えてみましょう。
◆まずあなたがを切りたい、という場合。
ちなみには生牌で、全員に当たる可能性があります。
ダブロンの可能性はゼロではありませんが、まず無いでしょう。
仮に親に打った場合、東場ですので、親はダブ東ですね。
そして親は一発目です。
ということは、「リーチ一発ダブ東」までは確定しています。
最低でも12000点ありますね。
これにドラ・赤・裏ドラなどが絡むと、18000点くらいあるかもしれません。
あぁ恐ろしい。
上家に打つと、最低2600点(「リーチ東」)。
下家に打つと、をアンカンしていますから、最低でも4500点(70符2ハン)はありますね。
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今回はカンが入っていますので、ドラは全部で11枚(8枚+赤3)あります。
場に1枚、自分で2枚使っていて、ドラ表示牌に1枚です。
ってことは残り7枚のドラがあるので、残りの山を考えると、まぁ一人1枚は使ってそうですね。
さらに、これに裏ドラが増える可能性があります。
(ドラが全部で○枚あるって話は結構大事なので、また後で書きます。)
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◆次にを切る場合
まず上家には安全牌です。
そして親には筋で、通りそうです。
ということで下家に当たる可能性がありますね。
下家に放銃した場合、何点くらいあるでしょうか?
は上家が一枚切っているのでシャンポンはない。
当たるとしたら、ほぼリャンメンのパターンです。
ということは、のドラまたぎになりますので、必ずドラが含まれることになります。
これは昨日のの話と似たようなことですね。
ということは、「リーチドラ1」は確定していて、をアンカンしていますから、最低でも4500点はありますね。
◆を切る場合。
これはまず上家に安全牌ですね。
は自分から2枚見えています。
が4枚見えているので、カンチャンやペンチャンは無い。
上家が一枚切っているのでシャンポンも無い。
ということは、当たるとすれば、リャンメン待ちですね。
そして、ここでポイントなのは、自分がを持っていること。
つまり、で放銃したとしても、相手はを使っていないってことですね。
ということは、やに比べて、放銃した時の打点が低いのではないか、と推測できます。
ですから、超楽観的に考えますと、下家に「リーチのみ」を振り込むパターンがありますね。
長くなってしまったので、コメントには無かった牌は次回で考えてみましょう。