アルティマにおけるトラブル


自動配牌、ドラ出し機能を搭載した「アモスアルティマ」
この究極の麻雀卓の登場により、たくさんのトラブルが防げます。
配牌の取り間違いが無い。
オーラス、南入時の音声案内により、局の勘違いを防ぐ。
ICチップを採用しているため、点棒の「汚れ」、「混ざり」によるずれが無い。
(一万点棒を100点棒のところに入れてもOK)
などなど。
しかし、逆に新たなトラブルを発生させてもいるんですね。
そこで今日はアルティマによるトラブルとその裁定について考えてみます。
最も多いトラブルが、
親の第一ツモ取り忘れ
でしょう。
アルティマは全員が13枚の配牌でスタートします。
最初に親は一枚ツモってから切ります。
従来の麻雀卓ですと、親の最初のツモを省略して「チョンチョン」があるので14枚からスタートし、
親は一枚切ってから始まります。
ですから、アルティマに慣れていない方は、かなりの確率で第一ツモを忘れて切ってしまいます。
(私もアルティマ導入初日に2回少牌しましたw)
かなりの雀荘にアルティマが普及した今でも頻繁に起こるこのトラブル。
では、その裁定はどのようにしたら良いでしょうか?
私の考えを書いていきましょう。
ちなみにかなり甘い裁定にしています。
(参考:初心者のために敷居を低く)
これは少牌に気づいた時間によるのですが、
1.親が切ってすぐに少牌に気づいた場合(南家のツモ番)、特にペナルティなしでツモって良し。
2.南家が切っている場合(「親が本来ツモるべき牌」をツモって切った場合)、
a.「親が本来ツモるべき牌」を親に返して、南家は「南家が本来ツモるべき牌」をツモる。
b.もし、南家が何をツモったかわからない場合(「親が本来ツモるべき牌」がわからない場合)、親は「南家が本来ツモるべき牌」ツモる。(ノーペナルティ)
3.西家が切っている場合、2と同様に対応する。
4.北家が切っている場合、2,3と同様に対応する。
どの場合も捨て牌は変えられません。

で、どの段階まで戻してよいかなんですが・・・まあ1巡目までですかねぇ。
2巡目超えたらさすがに少牌で(アガリ放棄)
大体2回目ツモるときに親が少牌に気づくんですよね。
ここで気づいたら、親は2牌ツモって良し。(劇甘裁定ですがw)
2巡目の南家がツモっていたらアウトです。
このような甘い裁定にするのは、「できるだけツモをずらしたくない」という理由もあります。
「ツモの流れが変わる」とか「自分の本来のツモを楽しみたい」というお客様もいるんですよね。
「せっかくいい流れだったのに、何でツモがずれるんだよ」
なんてことがあったりするので。
ていうかほんとは南家が最初にツモるときに気づいていなければならないんですが・・・(上ツモになるから)
まあ私も気づかないときありますから良しとしよう(笑)
で、よくあるのが、他人の牌を間違ってツモったときに、それは見せ牌になるのかどうか?
ということですが・・・
私は、「見せ牌にはならない」という考え方です。
そもそも私は「見せ牌は当たれない」という考え方に否定的です。
参考:「見せ牌」「腰牌」
ぜひあなたの(あなたの雀荘)の裁定も教えてください。
これはいろんな裁定方法があると思いますし、アルティマがこれだけ普及した今、皆さんで共有すべき情報だと思いますから。
そして一番いい方法を取り入れていく。
できれば全国共通の裁定にする。
そうすればお客様も納得して、安心して遊ぶことが出来るんじゃないでしょうか?

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    ◆taroo(たろー)

    雀荘検索「麻雀王国」やニュースサイト「麻雀ウォッチ」で麻雀界の情報を発信しています。こちらはtarooの個人ブログで、麻雀業界についてあれこれ書いています。
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