牌効率+手筋■攻撃の要■~メルマガ第6号より
- 2007年02月05日
- 戦術
「牌効率+手筋」は攻撃の要となるもの。
牌効率とは、「テンパイまでに最も効率のよい打牌をすること」
とりあえず最初のうちはこの「テンパイまで」という認識でいいでしょう。
さらに一段上を目指すなら「アガリまでに最も効率よい打牌をすること=牌効率」ということになります。
かつ、それが局のテーマ(もっと大きく言えば、半荘のテーマ、その日一日のテーマ)に沿ったアガリである必要があります。
オーラスにトップまで満貫ツモ条件で、ただ速さを追求しても意味ないでしょ?
打点も考慮した効率の良い打牌を選んでいかなければなりません。
意味の無いテンパイ、アガリを取りにいってもしょうがないのです。
手筋とは「こういう形ではこれを切る」という、ある局面で一番適している手のこと。
ある程度パターン化されていて、戦術本などで紹介されていますね。
これを記憶することはとても大事です。
もちろん常に手筋どおりに打っていれば勝てる、というわけではないですよ。
牌効率、手筋を勉強するには、本を読むのが1番です。
例えば、近代麻雀の下にある、「何を切る」
これはいいですね。
私は麻雀を覚えたての頃から「何切る」をやっていますし、今でもたまにやりますよ。
「taroo流何切る勉強法」という怪しい解き方まで開発しました(笑)
これは今後のメルマガでご紹介します。
最初は問題と答えを丸暗記してください。
あらゆるパターンを頭に叩き込んでください。
そして解説をしっかり読み、「なぜこれを切るのか」ということをじっくり考えてみてください。
最初は全然当たらないかと思います。
でも気にせずどんどん解いてください。
現在の担当者である梶やん(梶本琢程)はとてもいい問題を提供してくれます。
そして解説も的確であると思います。
必ず勉強になります。
私のおすすめの本もあげておきます。
井出洋介
「東大式麻雀 強くなる打ち方~ネット時代にも対応《攻め》のセオリー」
「東大式 麻雀に勝つ考え方―攻め・守り・状況判断の新セオリー」
前者は攻めに特化した本です。
後者は攻守や状況判断、メンタルについて書いてあるトータル的な本です。
前者は2006年発刊です。後者は1984年発刊ですがそんなに古臭さは感じません。
私も最近読み返しましたが、今でもたくさん気づきを得られましたよ。
あなたにぜひとも読んでおいてほしい本です。
牌効率と手筋を覚えるにはとにかく数稽古です。
たくさんの本を繰り返し読み、頭に叩き込んでください。
そして、必ず実践してください。
セットやフリーで実際に牌を使って実践してください。
1人麻雀でもいいですよ。
私も昔はたくさんやりました。
頭ではなく、体で覚えてください。
体で反射的に効率の良い打牌が出来たとき、初めて「牌効率」と「手筋」をマスターしたといえます。
3人麻雀(サンマ)が牌効率の勉強に良い。
と、聞いたことがあります。
でも、私はほとんどやったことがないのでその効果のほどはわかりません。
近代麻雀の佐々木寿人「無礼者」にて
荒正義 「サンマはやりすぎるとパっと三色がみえなくなるからだめよ」
という記事がありました。
さすが荒さん。
これはたしかにそうですね。
私の同僚も、出勤前にセットでサンマをやってからくると、本走がおかしくなると言ってました。
というわけでサンマは牌効率の勉強に良いですが、ほどほどにしましょう。